白い子猫は恋して空飛ぶ

5.1 紙袋に入れられた小さな命 ④
母猫は叩かれた痛みを堪えながら、必死に軽トラックを追った。しかし、幾ら走っても車には追い付かない。ただ走っていると、そう遠くない所に軽トラックが止まっていた。そこは姥川という小さな川の土手だった。  男性は軽トラックから降りていて、その手には口を縛った紙袋があった。
5.1 紙袋に入れられた小さな命 ③
『まだ連れて行かないで!まだ私が育てるから』  母猫は思わず女性の手に爪を立ててしまった。
5.1 紙袋に入れられた小さな命 ②
やがて、残された二匹の子猫は目も開いて可愛い盛りになった。その子猫を他の家の人が見に来て、子猫と一緒に遊んでいた。子猫はその人によく懐き、楽しくじゃれていた。
5.1 紙袋に入れられた小さな命 ①
 月のない新月の星空の下、ヒマリは眠りについていた。  遠い昔の夢を見た。
4.3 隠されていたこと、これからの友だち ⑤
「そうだよ。ウォータージャンプで見た時から、キミに恋をしてた」  ツキハはヒマリと視線を合わせ、告白した。
4.3 隠されていたこと、これからの友だち ④
「あれだけ運動神経が抜群なら勉強なんてどーでもいいよ。十分カッコイイもの。学校や体操教室でもモテるでしょ」  ツキハが意地悪そうに言った。
4.3 隠されていたこと、これからの友だち ③
「お父さん、きっと、お母さんがヒマリくんに会わせてくれたんだよ」  ツキハが涙を零しながら父に言った。
4.3 隠されていたこと、これからの友だち ②
 オリンピックへの出場資格を得ていた日本を代表するスキー選手が交通事故を起こし、被害者に加害者の妻の心臓が移植された。
4.3 隠されていたこと、これからの友だち ①
 会議卓のあるホテルの一室で、ヒマリとユウヤは、並んだ二つのテーブルを挟んでツキハと向き合っていた。部屋にはツキハの父も居て、電話をしていた。
4.2 あの時の知られたくなかったこと ⑥
「ふざけるな!お前!」  ユウヤはハルトの胸ぐらを掴んで怒鳴った。  そこにミコトが慌てて駆け付けた。

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