【この章の舞台とあらすじ】
5.1 紙袋に入れられた小さな命
夜、ヒマリはメスの三毛猫の夢を見ました。
三毛猫は子ども生み大事に育てていました。が子どもは紙袋に入れられ、川に捨てられてしまいました。。
5.2 捨てられた猫の丑の刻参り
病気になった三毛猫は保健所に出され、殺処分前に逃げます。野良となって神社に棲み、丑の刻参りを知ります。
木の上から飛び降り、灯篭に胸を打ち付け、恨みを抱いて命を絶ちました。
5.3 白い子猫の里帰り
恨みながら死んだ三毛猫の子孫はツキハの母の家に貰われていました。そこで生まれた白い子猫のマリは先祖の家に貰われます。
ヒマリの事故の際、マリは庇って車に体当たりしました。全て三毛猫の恨みの因果でした。
5.4 廻りまわって因果は還る
三毛猫は霊となり、恨みの因果が人間だけでなく自分の子孫にも廻って後悔します。
自分が地獄に行くので、二つの命を救って欲しいと願い、ヒマリに子猫の命が継ぎ足されます。
ヒマリは夢から覚めました。